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  • 執筆者の写真Nakamura Mineo

第95回 日本細菌学会 で発表

更新日:2022年10月22日

2022年3月29日〜31日


今年も発表致します。


キーワードは

九大が中心になって研究実用化しています分野になります。


今後の感染症

ウィズコロナ、アフターコロナに対しての武器の1つになるかと思っています。


この学会は歴史もあり

初代は #北里柴三郎 先生です。


ODP-192

ハスカップ刺激による #乳酸菌の抗菌活性増強効果

○南 正明1,中村 峰夫2(1名市大院・医・細菌,2中村薬局)

Enhancement of antibacterial activity of lactic acid bacteria by

stimulation of Lonicera caerulea

○Masaaki Minami1, Mineo Nakamura2

(1Dept. Bacteriol., Grad. Sch. Med.,Nagoya City Univ., 2Nakamura Pharmacy)

【背景】

#ハスカップ は北海道のアイヌ民族が古来より #不老長寿の実 として食してきた植物の果実である.乳酸菌はグラム陽性菌を殺菌するバクテリオシンを産生し,様々な条件下でバクテリオシンは増強する.

そこで今回ハスカップの果実エキス刺激による乳酸菌のバクテリオシン産生の影響を検討した.

【方法と材料】

厚真産ハスカップ果実のメタノール抽出により HKP エキスを作成した.濃度を変えた HKP エキスを添加した MRS 液体培

地で乳酸菌 Lactococcus lactis subsp.lactis JCM1158 株を 30℃24 時間 5%CO2 で培養した.羊血液寒天培地に indicator strain としてMicrococcus luteus JCM1464 株を塗布した後に,濃度を変えたJCM1158 株を添加した抗菌ディスクを培地上に置き,30℃24 時間5%CO2 で培養した.抗菌ディスクの周囲の抑制帯を計測することで,HKP エキスによる JCM1464 株の増殖抑制効果を評価した.また嫌気培養後の JCM1464 株の NisinA の mRNA 発現も測定した.

【結果】

羊血液寒天培地上で JCM1464 株は #乳酸菌 JCM1158 株添加ディスクの周囲に抑制帯を認めた.この抑制効果は濃度依存的に増加した.また無処理の JCM1158 株と比較して HKP エキス処理したJCM1158 株の NisinA mRNA の発現は増強していた.

【結論】

我々の結果から,ハスカップは Lactococcus lactis subsp.lactis

を刺激することで Micrococcus luteus に対する #抗菌効果 を増強させ,この作用機序が #NisinA の産生の活性化による可能性を示唆した.




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